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2006年03月31日

形と心

まさに「花冷え」を感じる今日この頃ですが・・・
研修のため宿泊していた山口市内には、29日の朝、雪が積もっていました。
この時期、日中暖かいと思っての油断は禁物ですね。

さて、その研修ですが、神主さんの作法の研修会に参加してきました。

神主さんがお祭りを行う際の作法全般を「祭式(さいしき)」といいまして、神主としては
きちんと身につけておけねばならないものです。

そして、我流になったり、乱れたものにならないように、定期的に研修会が行われています。
神主以外の人が見ていて気づかないと思いますが、足や手の進め方、一つ一つに細かい
決まりがあり、正しい形というものがあるんです。

講師の先生がその中で、「心は形を求め、形は心を進む」と、ご指導下さいました。

まさしく、心は形に表れますし、形は心の鏡ですよね。
「形でなく、心が大事」なんて言う人もいますが、武道や茶道など「道」を探求するものは
まず形から入りますもんね。

正しい形、美しい形を求めることが、正しく美しい心を育てるんですね。

明日から新年度。新人の皆さん、ベテランの皆さん、自分の形を見直してみましょう。

2006年03月15日

球春へ

今日は、春の選抜高校野球大会の組合せ抽選会がありました。

地元山口県周南市から出場する「南陽工業高校」は、開幕初日の第1試合で
兵庫県の神港学園高校と対戦することになりました。

開会式後、球春のスタートを飾る試合ですから、とってもいいクジをひきましたね。

そして先程、その南工野球部の監督・選手と父母の会ご一同が必勝祈願のお参りにこられました。

甲子園出場校の必勝祈願を奉仕する。
これは地元の神主として大変光栄なことであり、また、かつて甲子園を夢見た球児の一人であった
私にはとても嬉しいことでした。

よって、今日は昼から祈願の祝詞をつくり、選手たちの来宮をを楽しみに待っていました。

午後5時前。
監督・選手の乗ったマイクロバスが到着。本殿に入る際脱帽して一礼。私語もなし。
さすが甲子園に行くだけのチーム。まわりの空気が張っています。

『木霊する校歌の声も高らかに、南陽工業高等学校の誉れ名高く響き渡らせ・・・』と
祝詞を奏上しながら、選手たちが校歌をはつらつと歌い上げる姿が頭をよぎり、
早くも勝利の感激にひたってしまいました。

選手達の表情は、あどけない明るさにあふれていましたが、練習に歯を食いしばって頑張る時の
彼らの顔を思い浮かべながら、精一杯力を発揮してきてほしいと願うばかりでした。

2006年03月12日

国家の品格

2月はブログに全く手つかずというお粗末でした。反省です。
弥生3月、明日、明後日とは寒くなるようですが、春を感じるようになりました。
花粉の季節でもあり、鼻の調子が良かったり、悪かったり。

さて、本というものはなかなか一気に読めないのが常ですが、先日買ったは文庫本は
「なるほど」「うんうん」とすぐに読み終えた、おもしろい本でした。

今話題の、数学者藤原正彦さんが書いた『国家の品格』(新潮新書)です。

合理とか論理、自由・平等、民主主義・・・こうした欧米の輸入品を疑ってこなかったことの過ち。
武士道精神や情緒・感性を大切にしてこなかったことへの警鐘。
なんと、数学の天才にも自然への情緒が必要なんだそうです。

そして、日本と日本人に勇気と自信を与えてくれる本です。

訴訟の多さからしてアメリカはルールの国と言われますが、アメリカでも日本でも
今日の事件をみるといくらルール(法律)をつくっても、ルールの規制では社会が良くならない、
そう思えます。

日本は道徳観の高いマナーの国であったはず。
日本の良き特異さに一番気づいてないのは、今の日本人なのかも知れませんね。

是非ご一読を。