« 2012年01月 | メイン | 2012年03月 »

2012年02月29日

イセヒカリ

26日に、祈年祭をご奉仕しました。

祈年祭(きねんさい)は、「としごいのまつり」とも言い、

年=稔(みのり)を祈る、つまり今年の五穀豊穣を祈る祭りです。


今年から神社の神饌田(しんせんでん=お供えのお米を作る田)をお引き受け頂く

内山様にもご参列頂き、祭典後に神前で「イセヒカリ」の種籾を授与いたしました。

「イセヒカリ」の種籾は、原種保存に取り組んでいる山口県神社庁から

譲り受けたものです。


「イセヒカリ」は、平成元年の秋、伊勢神宮の神田で発見された新品種。

風や害虫に強く味はコシヒカリ以上と、日本の農業を救う米とさえ言われています。

最近では、無農薬栽培する農家や、日本酒に使う酒蔵などもあり、知名度も広まり

つつあります。


この度、「神饌田での耕作をイセヒカリで」とお話ししたら、内山様からも

「以前からイセヒカリを作ってみたかった」というご返事を頂いた次第です。


今年から始める神饌田での米作りとお祭り。

春の御田植祭、夏の御田頭祭、秋の抜穂祭を奉仕しながら、立派なお米が

出来ることをとても楽しみにしています。

2012年02月27日

お江戸へ

神社関係の研修会で上京してきました。

b787.JPG
  ボーイング787、初搭乗


研修の主な内容は、

 ①教科書採択をめぐる問題

 ②女性宮家創設をめぐる問題

 ③震災復興の現状と課題


とりわけ、「女性宮家」の創設については、一部マスコミの報道に端を発し

「天皇陛下のご負担が減り、ご皇室の安定になるのなら・・・」と、

国民が軽々に受けとめてしまう可能性があり、危険な状態にあるとのことでした。

端折って言えば、

・女性宮家は所謂造語にてそもそも存在しないものである

・女性宮家では陛下のご公務の代理はできず負担の軽減にはならない

・女性宮家では万世一系の男系男子による皇位継承の安定にはならない

その他様々な問題を含んでおり、女性宮家では問題の解決にならないばかりか、

女系天皇容認に繋がる危険性があると。


2672年の歴史を有するご皇室の存在にも関わる重要な問題故に、

慎重に慎重を重ねて取り扱わねばならないこと。

政府が対応を急ぐことにも問題があるということでありました。


皇室の伝統にかつて無い「女性宮家」を検討するより、戦後に皇籍離脱を余儀なく

された旧宮家(元ご皇族)の中から、現宮家の継承や新宮家の創設を検討する方が、

ご皇室の歴史に叶うというお話しに納得して帰ってまいりました。


そして研修終了後、天皇陛下ご病気平癒の記帳をと、皇居へ。

平日にもかかわらず記帳所へは人が絶えず・・・

sakashitamonn.JPG
  皇居坂下門前

kicyouzyo.JPG
  記帳所


その後、銀座の画廊へ。

山谷えり子参議院議員さんなどご出展の書作展へ是非、とのお声がけを頂き、

柄ではないのですが勇気を出してお邪魔してきました。

gyararii.JPG
  雍容苑書作展の開かれた文藝春秋画廊
  
作品も、出品者も、場所も、すべてが高尚でございました。

2012年02月26日

マレーシアへ 最終回

帰りもシンガポール経由ということで、シンガポール見物をする時間を頂きました。

のどかなビンツルの街から、大都会シンガポールへ。


東京23区の広さに500万人が暮らすというシンガポール。

シンガポールのパワーには圧倒されました。

ここはお金持ちのための街ですね。

oocyaado1.JPG 
  メインストリートのオーチャードロード

oocyaado2.JPG
  ブランドショップのオンパレード

raffuruzu.JPG  
  さすがの風格ラッフルズホテル

maaraionn.JPG
  シンガポールのシンボル「マーライオン」

sannzu.JPG  
  出たあ~、マリーナベイサンズ

puuru.JPG
  CMで有名になった屋上のプールだあ

sinngapooru1.JPG
  サンズの展望台からの眺め

sinngapooru3.JPG
  ベイサイドはどんどん開発中でした


そして深夜便で、機中泊にて福岡へ朝到着。

この日、福岡は何と雪景色でした。

気温差の関係でしょうか、帰国して2日くらいはドッと疲れが。


盛りだくさんで思い出深い、貴重な経験のマレーシア出張でした。 感謝

 

2012年02月25日

マレーシアへ その三

祭典当日の夜、ホテルで開催された「直会」にお招き頂きました。


naorai.JPG
 直会会場正面に「NAORAI  DINNER PARTY」の文字。
 NAORAI をそのまま使って頂き、嬉しかったですね。


施主企業社長様のご挨拶では、松陰先生留魂録の歌

 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも 留め置かまし大和魂」

を引かれ、武蔵をサラワクに、大和魂を会社の魂に置きかえて頑張ってほしい、

と激励をされました。


また、施工企業の社長様は、本日は日露戦争日本海海戦で掲げられた「Z旗」を

正面に掲げた。「Z旗」の意気込みで仕事にあたるようにと激励されました。

「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」の精神で、ということ

でしょう。


マレーシアの地で、日本企業の大和魂、企業人魂を感じ、大変感激をしました。


海外での、しかもボルネオ島のような不便な場所での仕事は、日本では考えられない

ような問題があり、様々な困難を克服しながらの仕事であると想像します。

それ故に、魂や使命感が大切である、という事でしょう。

日本で仕事をしている我々も省みなければならない、と感じた次第でした。


kagamibiraki.JPG
 山口の銘酒「獺祭」で鏡開


翌日は、ホテル近くの街に出かけました。

binnturunomati1.JPG

binnturunomati2.JPG

少し洋風な雰囲気を感じる建物ですが、英国統治時代の名残なんでしょうかね。

ショッピングセンターもあり、日用品は充分な品揃えでした。

でも、特に買って帰るようなものは見あたらず・・・


ビンツルでは、マレー料理より中華料理が口に合いやすいと、中華を頂く機会が

多く、おいしく頂きました。

でも、一番印象に残っている料理は、ビンツル空港で出発直前に食べた、

6リンギット(約180円)の「ミーゴレン」(マレー風焼きそば)でした。

作りたてだったのもあったと思いますが。

2012年02月22日

マレーシアへ その二

16日朝、天候は小雨。

白衣に白袴を着て、ビンツルのホテルからサラワク工業団地へと車で出発。

昨夜からの雨で道路が水没したところもあり、一同現地の様子が気になりながらの

道中でした。


建設現場のテントに到着してすぐ、立派な枝振りの常緑樹を目にしました。

昨日、「神籬」(ひもろぎ)用の常緑樹を、もっと大きな枝振りのものに

変更してほしいと、リクエストしていたのですが、見事に思い通りの常緑樹が

用意されていて感激しました。

himorogi.JPG
  現地の常緑樹で立派に出来上がった神籬(ひもろぎ)


遠く日本の高天原より神様をお招きする「神籬」。

祭事の中心となるものだけに昨日から気になっていたのですが、現地スタッフの方が

苦労して準備して下さったことで、奉仕する私の気持も一層高まった次第でした。


saizyou.JPG
  準備を終えた祭場


tamagusi.JPG
  玉串も地元で準備して頂いたものです。
  榊に似たものをと、ずいぶん苦労されたとのこと。

sakana.JPG
  魚も地元で準備。鯛のように赤い魚を探されたとのことでした。
  川魚の「タリピアン」であると、祭典後昼食した中華屋さんの水槽で判明。


開式の頃には雨も上がり、施主ならびに施工関係者の思いのこもった安全祈願祭は、

この日無事に終了しました。

祭典奉仕のためにやって来た、私と権禰宜、そして徳山からご一緒して下さった

施主企業のお二人と、無事お祭りが終えられ心から安堵した次第でした。

また、祭典が無事にそして心を込めて奉仕できたのも、現地スタッフの方々が

一生懸命準備して下さったお陰だと心から感謝しています。


多くの人が心を寄せてお祭りを奉仕する。

そして、お祭りによって人の心が通い合う。

そんなお祭りの原点を、マレーシアの地だからこそ、体験できたような気が

今ふり返るとしています。


それから、祭典終了後にマレーシア人スタッフの方々が祭壇を興味深く見られたり、

記念撮影されたりする姿を見て、とても嬉しく感じました。

今日、現地スタッフの方から御礼のメールが届いたのですが、その中に

「神事の日以来、日本人スタッフは質問攻めにあっています」とありました。


イスラム教徒の多いマレーシアですが、信仰心があるからこそ他宗教の神事にも

興味が湧くんでしょうね。

神事がマレーシアの方々にとって、日本を知ってもらう良いきっかけとなった

ならば、これもまた幸いですね。


2012年02月19日

マレーシアへ その一

14日に出発し、マレーシアでの安全祈願祭を奉仕して、

本日無事に帰ってきました。


海外での神事というとても貴重な経験と、有意義な経験もいろいろできた、

楽しい旅をさせて頂きました。


福岡から、シンガポール経由でマレーシアのビンツルへ。

14日朝に福岡を出発して丸一日、15日の朝にようやく宿泊地のビンツルに

到着しました。


スタッフの方と合流し、早速ビンツルからプラント建設現場のサマラジュ工業団地

へと向かいました。

2yasibatake.JPG
  1時間の道のりの両側は、延々と「ヤシの木畑」が続きます。


3genntikannbann.JPG
  建設現場入口では大きな看板が出迎えを。


4samarazyunosora.JPG
  サラワクの青い空。


日差しは強く、気温30℃以上。

でも、湿度が日本より低いそうで、日陰はどうにか凌げます。


祭場のテントの中で準備と打合せ。

現地スタッフの方々も、出来る限りの準備をして下さっていました。

榊の代わりとなる常緑樹とお供え物は、現地での調達をお願いしました。

utiawase.JPG
  現地では神事に初めて関わる人も多く、詳細な打合せが。


前日の準備を終了し、この日はプラント建設現場サイト内のスタッフ食堂で

お昼。マレー系の食事には、お茶よりコーラが合うんですね。

5saitodenogohann.JPG
 おかずは自分で3品選ぶ、サラワク風ワンプレートランチ


ビンツルへ戻ってホテルにチェックイン。

人口20万人ながら、ビンツルはゆったりとした町。

人柄も、とてもやさしそうです。

1binnturusigai.JPG
  ホテルの私の部屋からの眺め


翌日の天気と、現地スタッフの方にこの日お願いしたリクエストが一つだけ

気になりながら、明日は神事当日です。

2012年02月12日

来週はマレーシアへ

立春を過ぎましたが、まだまだ朝は冷え込みますね。

でも、小鳥の声が聞こえたり、春の気配もしてきました。


3日の「節分祭」は、寒い中でしたが天候も荒れず、多くの参拝者にお越し頂き、

諸行事も無事盛会に行うことができました。

当日は写真を撮る暇もなかったのですが、友人がブログに豆まき神事直前の素敵な

写真を掲載してくれていました。

http://www.wizzplanning.com/modules/d3blog/index.php?date=20120203


11日には「建国祭」を奉仕。

建国以来2672年を迎える日本という国。

この歴史はまさに世界に誇れるものですね。


内憂外患、多事多難な我が国の現状。

初代神武天皇が建国の精神として掲げられた

「みんなが大きな屋根の下で、大家族のように仲良く幸せに暮らせる国づくり」。

今こそこの精神を心しなければならない、という思いが致します。


「東北の被災地の苦しみは、同じ屋根の下の家族の苦しみである」と、私たちは

感じなければならないのだ、との思いを深める建国の日でありました。


さて、来週は何と神主さんとして海外出張して参ります。

地元企業の海外工場建設に伴う起工式安全祈願祭のご奉仕に。

行き先は、マレーシアはボルネオ島、サラワク州のサマラジュ工業団地。

この辺りです。



気温が32℃くらいあるらしいのですが・・・

2012年02月02日

二十四節気

昔から「節分の頃が一番寒くなる」と言いますが、その通りになりました。

朝のニュースでは、雪による被害も各地で発生しているようで、大変ですね。


この辺りも今朝はかなりの冷え込みで、雪景色となりました。

%EF%BC%92%E6%9C%88%EF%BC%92%E6%97%A5.JPG

明日が「節分祭」だけに天候が心配ですが、どうなることでしょう。

暦通り、立春からは気温も上がるようですが。


寒い冬はつらいものですが、日本は季節がはっきりと移り変わる「四季」に

恵まれている国。

日本人の精神性や感性は、この「四季」によって育まれてきたとさえ言えます。


さらに暦には、一年を24の季節に区切った「二十四節気」があります。

この二十四節気は立春が起点であり、「立春正月」と言われる所以でもあります。


また二十四節気は、農業などでは重要な情報・知恵となっていて、

立春から88日目の「八十八夜」を過ぎると春霜が終わるので種まきを始めると良い

とか、210日目の「二百十日」頃は台風などに警戒をするようにとか、気候を

的確に知らせてくれるのです。


実は今月マレーシアに行く予定があり、最近現地のお話しをよく伺うのですが、

一年中夏といった国で生活していると季節感がないので、今がどんな時期なのか

わからなくなってしまうそうなのです。


まもなく暦の上では春を迎えます。

やがて春の温かさがやって来ます。

立春から始まる「二十四節気」を意識しながら、四季の移ろいを楽しみましょう。