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2015年02月28日

春進む

季節は冬から春へ。

寒さが緩んでくるこの時期は、誰しも春の気配が気になります。


季節の移ろいがはっきりしている日本。

日本には、四季を感じる感性が豊かに育まれる風土があります。

よって、古来より「二十四節気」を使って、季節を上手く表現してきました。


春には、この六つの節気があります。

  旧暦正月  立春(りっしゅん)   春が立つ日。この日を一年の始まりとされる日。   

          雨水(うすい)     水ゆるみ、草木の萌芽のきがしがでる頃。

  旧暦二月  啓蟄(けいちつ)   日足も長くなり、冬籠りしていた虫が穴から出てくる頃。

          春分(しゅんぶん)  昼と夜の時間がほぼ同じになり日差しが温かくなる頃。

  旧暦三月  清明(せいめい)   草木の花が咲き始め、万物の清らかさが溢れる頃。

          穀雨(こくう)      穀物を潤す春雨が降り、種子の成長を助ける頃。


明治以降、近代国家を目指し西洋にならって新暦(太陽暦)を採用したわが国ですが、

天気の解説、手紙の季語、農作業の時期などに今でも使われるように、

旧暦(太陰暦)による「二十四節気」は、季節を知る上で大変便利ですね。


   蕗も元気に花をつけていました。
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   梅も少しずつ花をつけはじめました。
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もうすぐ桃の節句です。

朝晩はまだまだ寒い日が続きますが、春は日に日に進んでいます。

2015年02月08日

昭和42年に復活した「建国記念の日」

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2月11日は、わが国の誕生日である、建国記念の日です。

『古事記』・『日本書記』に、神武天皇(じんむてんのう)が橿原宮(かしはらのみや)に

即位された日とあり、初代天皇の即位をわが国の紀元とする日です。


朝廷の正式な歴史書である『日本書記』にかれているこの即位の日を今の暦にすると、

西暦紀元前660年の2月11日となることから、明治6年に政府は2月11日を建国の日、

紀元節(きげんせつ)と定め祝日としました。

爾来、宮中、神社で祭典が行われ、建国の日は国を挙げ国民挙って盛大にお祝いされて

きました。


今から70年前の昭和20年、わが国は先の大戦に敗戦し、連合軍の占領下となりました。

この間に日本を骨抜きにする様々な占領政策の中で、紀元節は祝日から削除されました。

わが国の戦後は、自国の成り立ちを否定されてのスタートとなったのです。


しかし、7年間の占領が解け、昭和27年にわが国が主権を恢復するやいなや、

全国で紀元節復活運動が起こり、その努力が実って15年の年月を経た昭和42年に

「建国記念の日」として祝日に復活したのです。


最近、この昭和42年の「建国記念の日」復活に思いを寄せることが、二つありました。


一つは、当宮の古い祝詞の中に、「建国祭 昭和42年2月11日 第一回」と書かれた祝詞を

見つけたことです。

手にとって広げると、この日祝詞を奏上した先代宮司や、参列した氏子の皆さんの喜びが

伝わってくるようでした。


もう一つは、昨晩下関で開催の「建国記念の日奉祝青年の集い」に参加させて頂いた際に、

下関市で毎年多くの市民が参加される「建国記念の日奉祝パレード・奉祝式典」が、

昭和27年に始まったと伺ったことです。

まさに、戦後の紀元節復活運動の精神が今日まで続いていることに感銘を受けました。


建国の歴史が神話の時代にまでさかのぼる国は、かつて他にもありましたが、

今もそれが連綿と続いているのは、世界で最も古い歴史を持つ国、日本だけです。


敗戦、占領、戦後、様々な先人の努力を経て復活した「建国記念の日」。

神武天皇の建国を偲び、国を愛する心を養い、国の歴史に誇りをもつ日であると共に、

戦後の復活に活動した先人の努力にも、思いを馳せたいものだと感じました。